問:アルカリ乾電池とマンガン乾電池の違いを整理して表を作りましたが、これで良いのでしょうか?
【原文】
▼アルカリ乾電池もマンガン乾電池も電極の材料は同じ「二酸化マンガン(プラス極側)」と「亜鉛(マイナス極側)」です。違うのはその量と、電極を浸している液体である「電解液」です。
▼マンガン乾電池は、「電解液」に弱酸性の塩化亜鉛などを使っています。大きなパワーは出せませんが、「休み休み使うと電圧が回復する」という特徴があります。そのため、大電流を必要とする機器には不向きですが、微弱な電流でよい機器、休み休み使う機器には最適です。アルカリ乾電池よりも安価なので、適した機器であればマンガン乾電池を使用するほうが経済的です。
▼アルカリ乾電池は、マンガン乾電池よりも電極材料を増やし、電解液に「水酸化カリウム」を使用しているのがアルカリ乾電池です。水酸化カリウムはアルカリ性なのでアルカリ乾電池と呼ばれています。パワーが大きいので大電流を必要とする機器に最適で、容量も大きくマンガン乾電池の約2?5倍長持ちします。

論理的には正しいですが、少々冗長な部分が多いです。項目名にも注意しましょう。具体的には……
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注目ポイントは下記の通りです。

フキダシの中にどんなコメントが入るか考えてください。
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同じ情報を何度も書く場合、「同じである」という判断をしやすい形で書くべきです。
「特徴」というラベルは「電解液」や「材料の分量」の列にでも使える「入れ替え可能なラベル」になっているので変えましょう。
しかしその前に、実は「特徴」の列には2種類の異なる情報が入っているので、2つに分離したほうが良さそうです。

実際に改善した例は……
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改善例です。

「出力特性」の欄に「安価」と入っているのが気になる場合は、「出力特性等」と書いておけばよいでしょう。
「電極材料」欄の「同じ情報の繰り返し」を避けたければ、こんな書き方もできます。
